日鉄鋼板 SGLスタジアム 尼崎
阪神タイガースのファーム本拠地として、2025年3月に開業。方角やグラウンドの形状・仕様は阪神甲子園球場と同様に作られ、グラウンドは阪神園芸により整備されています。内野スタンドは約3,600席を構え、臨時外野席には800人が収容可能で、最大約4,400人収容可能。バックスクリーンには映像演出を可能にするLEDビジョンを設置し、飲食売店・グッズショップも新設し、野球観戦を最大限お楽しみいただける新球場です。
球場名
「SGL」は、ゼロカーボンに貢献する、環境と人にやさしい日鉄鋼板株式会社の新素材で、Superior(スーペリア・上質な)・Special(スペシャル・特別な)・Super(スーパー・超越した)の頭文字であるSとガルバリウム鋼板の略称であるGLから成っております。これは「上質で、特別な、超越した」チーム作りやスター選手の育成を行っていく阪神タイガースファーム本拠地球場の名称として相応しいものであると考え、球場名を「日鉄鋼板 SGLスタジアム 尼崎」に決定しました。
環境への取り組み
日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎では、基準一次エネルギー消費量より43%のエネルギー消費量を削減し、
同施設では、照明設備をLEDとし、人感センサや明るさセンサを組み合わせて計画することで、エネルギー消費量のうち最も多くを占める照明用エネルギー消費量を大幅に削減しています。
さらに、外壁の高断熱化やLow-E複層ガラスの採用により、建物への熱負荷を抑制するとともに、高効率型の空調及び換気機器を積極的に採用することで、空調換気用の消費エネルギーも大きく削減しています。
また、認証取得時には未評価項目であるEMS(電力消費量などを見える化するエネルギーマネジメントシステム)、照明のゾーニング制御、雨水や井戸水の利用なども積極的に行っています。
- ※ZEB Oriented:延べ面積が10,000㎡以上の建物で、従来の建物に必要なエネルギー消費量から40%または30%(建物用途による)以上のエネルギー消費量削減に適合した建築物
施設概要
面積 | 地上3階建て。建築面積7,120㎡ 延べ床面積10,918㎡ 両翼95m、中堅118m |
---|---|
フィールド | 内野:黒土 外野:天然芝 |
座席数 | 約3,600席(車いす席:20席(介助者席同数)) ※臨時外野席800人収容可能(座席は無) |
設備 | LEDナイター照明塔6基(光漏対策は環境省ガイドラインに適合)、 放送席・スピーカー設置(遮音ボックス設置等により騒音は環境基準に適合) |
外周防球ネット | 内野~外野:55m 外野55~30m |
バックスクリーン | LEDビジョン(19.2m×7m)。ビジョン裏には太陽光パネルを設置 |
専用走路 | 外野スタンドに長さ200m超の専用走路 |
ショップ | 内野コンコース内に飲食売店 1階「タイガースグッズショップ」を設置。
|
防災
平均40cm程度のかさ上げ実施、主要電気設備を2階へ設置、非常用発電機、非常用防火水槽設置
観客席は津波等一時避難場所(非常用発電機から電源供給されるコンセントの設置)